『緑の海平線 〜台湾少年工の物語』 (「松川賞」入賞作品 )

  2006年/60分/カラー/VIDEO
  監督:郭亮吟 Liang-Yin Kuo
  撮影:劉吉雄 Asio Liu
  音楽:Tibor Szemzo
  語り:林強 Lim Giong
  プロデューサー:藤田修平

第二次世界大戦中、日本政府により約8000人の台湾の子供たちが神奈川県にあった海軍工廠に派遣され、日本各地の軍需工場で軍用機の制作に従事した。残された文献や数十人にわたる関係者へのインタビュー、台湾、日本、中国、アメリカでの撮影など4年にわたる制作期間を経て、歴史を多面的に捉え人間のドラマを抑制の取れた形で提示したドキュメンタリー。台湾少年工の忘れられた物語に光が当てられる。

(プログラムF、2008年6月1日 「松川賞」入賞作品上映 11:00〜12:30、13:30〜15:50、授賞式 16:30〜17:50 )

上映作品一覧
(http://movie.geocities.jp/nocyufuin/11th/11lineup.html)

「松川賞」入賞作品
(http://movie.geocities.jp/nocyufuin/matsukawa/matsukawaprize.html)

「松川賞」とはこのたび、第11回ゆふいん文化・記録映画祭を迎えるにあたり、『松川賞』を創設いたしました。これまで10年の間に「ゆふいん文化・記録映画祭」と深いおつきあいをいただきながら、昨年急逝された故・松川八洲雄監督の偉業を偲び、設けるものです。また、この賞の創設により、なかなか陽のあたらない中・短編ドキュメンタリー映画の創造の場を、ここ九州・大分・由布院盆地に作る事で、新しい映像の可能性を発信していきたいと考えております。